令和4年度 こども発達学科 第46回生 卒業論文発表会を開催しました。

2023.02.14 イベント

 こども発達学科では、4年間の学修の集大成として各研究室が一堂に会し、卒業論文発表会を開催しています。論文提出だけではなく、研究成果を的確に人に伝えるプレゼンテーション能力の醸成もめざしていることから発表を必修としています。今年度は対面形式で全学生に公開で実施され、口頭発表、作品制作、演奏発表等々、学科の特色をよく表した研究が多数見られました。
 3年次から研究室に配属され、文献研究や調査研究を通して現状把握から社会的課題を見出し、独自性と社会的意義を持った研究目的を設定し、論理的思考を駆使して調査・分析・考察から結論を導くという一連のプロセスを論文としてまとめていきます。
 各研究室の指導教員は一人ひとりと寄り添いながら個に応じた助言を行い、学生の自発性を引き出し主体的に取り組んでいけるよう、2年間の研究活動を支えます。論文提出後は、一人15分間の発表会に向けて準備を重ね、どのような質問にも答えられるよう入念なリハーサルを行い、本番に臨みます。
 当日は、他学年の学生との活発な討議や意見交換が多数見られ、後輩たちは堂々とした先輩の受け答えに感心し、論理的かつ説得力のある説明に耳を傾けていました。
 全体を通して、卒業後、社会の一員として主体的に関わり、地域や社会、教育が抱える諸課題を解決していこうとする意欲が十分に感じられる充実した発表会となりました。 

                                       こども発達学科長
                                           一戸 智之

 

 今年度は4年生40名が卒業研究に取り組みました。テーマは、乳幼児期の保育、小学校教育、地域や社会における諸問題まで多岐に渡りました。それらの中から、発表の様子を紹介します。

児童文化財の保育における活用
~パネルシアターの保育教材としての有効性について~


家庭と福祉をつなげるプラットフォームとしての学校

~学校を中心とした子ども家庭支援の仕組み~


子どもの主体性を育む保育環境とは

~「仕掛け」のあるコーナー保育の重要性とその魅力~


音楽の特質を活かしたクラスづくり

~道徳性の育成を志向した歌の創作~


イタリア古典歌曲の魅力

~「Se tu m’ami」と「Caro mio ben」の解釈と歌唱法を中心に


授業における学校図書館の活用について


質疑応答も活発に行われ、更に学びを深めることができました