小学校教諭には子どもの能力や自己肯定感を向上させるための知識や技能が必要とされます。これらの知識・技能を大学で学ぶとともに、4年次の学外実習では年間を通して小学校の教育活動に参加し、実践力を身につけます。
小学校は、これからの長い人生において、最も大切な『生きる力』を育むという人間形成の基礎となる場です。みんなと仲良くなり、いろんな友達ができ、新しい発見があり、たくさん学んで、みんなと遊べる、そして何でも話せる先生がいる、これが学校です。
毎日の学校生活では、基礎的な「知識」や「技能」、課題を解決するために必要な「思考力」「判断力」「表現力」、さらに進んで学習に取り組む「意欲」「態度」を養うことが目標とされています。その目標を達成するために教師は様々な専門的知識と実践力を身につける必要があります。
弘前市教育委員会と協定を結び、4年次夏季に実施する教育実習の前後に、「学校教育体験実習Ⅰ(小)」・「学校教育体験Ⅱ(小)」を開講しています。「学校教育体験実習Ⅰ(小)」では、指導教諭の補助として教育実践に参加しながら、教育実習に備えます。
「学校教育体験実習Ⅱ(小)」では、教育実習での配属学級にかかわらず小学校教諭の職務の全体を体験的に学びます。5月から12月にわたる実習により、大学での理論的な学習と現場での体験を統合し、教育者としての資質を向上させることができます。
青森県の教員採用試験に現役合格を輩出しており、過年度の卒業生も合格しています。児童学科の約半数の学生が、小学校教諭を目指しています。特に、教員採用試験の一次試験が免除になる大学推薦特別枠を関東圏等の自治体から頂いており、毎年多くの学生が教員として採用されています。この中には、出身または大学所在の都道府県を第一希望とし、第二希望を大学推薦枠として頂いている県で受験できる制度もあります。
教員として青森県や東北地方、関東圏など様々な地域の小学校で子どもたちへ教育を行っています。近年では特別支援学校にも活躍の場を広げています。